〈個人山行〉百四丈滝
2026年3月20日(金)~21日(土)

【メンバー】CL:SN、YK、MK 会員3名
【行 程】
3月20日(金)曇り時々晴れ 6:52 登山口駐車場 11:30 長倉山 13:16 奥長倉避難小屋(泊)
3月21日(土)晴れ 5:20 避難小屋 7:25 百四丈滝 9:35 避難小屋(休憩・ザックデポ回収) 14:17 駐車場

【記録と感想】MK
白山の北側にある百四丈滝に行ってきました。今年は雪解けが早くもう無理かと思ってたら3月に入り気温が低く最後のチャンスとメンバーに声をかけて念願の滝を見ることが出来ました。
【1日目】
登山口駐車スペースに停めて出発。駐車時は3台だけだったが、戻って来たらゲート前に大きな重機が数台停まっていて、連休で登山者も多く車が手前の方まで停まっていました。
スタートしていきなり尾根に上がる急登。その後は導水管沿いに登る。すごい急登で途中でアイゼン装着し、長い登りが終わると尾根からは眺めがよい。

その後は雪庇が張り出した尾根沿いにトレースがあり、急登アップダウン多し!

途中Nさんの足が攣りかけ状態になり、最後の小屋目前にしてクラックの踏み抜きにハマってしまった。

踏み抜いたのはここではありません。
避難小屋泊が満員の場合に各自軽いソロテントを持参、イグルー泊でもいいようにスノーソーも持ってきたが小屋には入れそうだ。積雪期は2階建の2階に入口があり、狭いフロアのド真ん中に1階に下りるハシゴがある。入口付近の銀マットで靴を脱ぐルールになってるようだ。2階のスペースはギリギリありそうだが我々3人が陣取ると後から来られた人が下に移動しづらいので誰もいない1階へ行くことにした。下は深く真っ暗でひんやりと地下室みたい。トイレもある。お湯を沸かしてゆっくりしてたら段々と登山者が到着。満室になって17時過ぎても到着する人がいて恐らくテント泊されてたと思う。暗いせいか皆さん早く床に着かれてたので我々も17時半頃に就寝。
【2日目】
朝4時起床し、朝食を食べて出発。結構冷え込んでて夜中風雪だったが、この日は出発された人も多くトレースあるので安心。途中ご来光も見えて素晴らしい景色だった。


百四丈滝への下降地点から330m直下する。先ずは最初の激下りを制すると滝が姿を現す。更に激下ると雪がコロコロ落ちて行き弱層が剥がれて雪崩そうで不安だった。実際私達が滝を見て登り返した後に軽い雪崩があったらしい。幸い怪我はなかったようだ。

風で滝の流れが変わっている

滝の近くに行くとびしょ濡れになるよと聞いてたけど風向きのせいか大丈夫だった。離れて写真撮ってると突然風向きが変わり滝の水が撒き散らされた。楽しんだ後は地獄の登り返しが辛い。
小屋に戻り休憩とデポしていた荷物をザックに詰め直して下山。天気もよく、北には雪の笈ヶ岳や大笠山も綺麗に見える。最後の導水管横の激下りは長かった。

カールの大笠山と右に笈ヶ岳
お目当ての百四丈滝は圧巻だったが、道中アップダウンがあって様々な地形を通り、美しい雪庇や白山山頂に続く稜線も素晴らしい眺めだった。ここは加賀禅定道と呼ばれる古道でもあるのでいつかチャンスがあれば白山までピストン出来たらいいなと夢が膨らんだ。

【感想】SN
大迫力の氷の滝壺 白山百四丈滝
白山山系の百四丈滝を拝みに、避難小屋泊まりの一泊2日の雪山の山行に行ってきた。
白山一里野スキー場から導管沿いの急登をアイゼンを着けて一気に登り稜線に出る。左右に広がる雪山の景色を眺めながら、稜線の雪面をアップダウンを繰り返し奥長倉避難小屋に向かう。最近の雪山はもっぱら山スキーが中心なので、アイゼンを着けての雪山歩きは久しぶりで新鮮に感じた。最も、運動不足のため、避難小屋を前にした雪面の登りで太腿をつってしまい暫く雪面にうずくまる始末。
避難小屋には既に2~3パーティー入っていて、我々は1階に降りて場所を確保した。避難小屋は20人弱の広さで、5時頃に到着の人は避難小屋が一杯なので、周辺でテントを設営したり雪洞を造ったりしていた。

翌日、避難小屋に荷物をデポし、日の出前に百四滝に向けて出発。2046mのピークを越えた辺りで左手の急斜面を下り百四丈滝に向かう。広い雪の急傾斜の斜面がすり鉢状に広がっており雪崩が心配。暫く下ると目当ての滝が見えてくる。滝の落ち口から水が吹き出しているのが分かる。そこからさらに滝に近づくと、滝口から吹き出すように落ちる水しぶきが、まるで火山の噴火口のような形で凍っている。大迫力の氷の造形を作っていて、その上から水が注ぎ落ちてくる。凄い、の一言。

一通り見終えた後、急斜面の登り返し。昨日つった足が心配ではあったが、何とか無事登り返すことができた。避難小屋に戻りデポの荷物をパッキングして帰路に着く。

今回の山行は、山のピークを目指すのではなかったが、稜線からの景色もよく、なかなか見ることができない、氷の塊を造る滝を見ることができ、充実した、楽しい山行になった。