〈例会〉野伏ヶ岳・イグルー泊
2026年1月31日(土)~2月1日(日)
イグルー地からの景色
【メンバー】CL:MK SL:MO KK SN YK(会員5名)
【日程】 1日目 京都出発→白山中居神社駐車場 →イグルー地・製作(泊)
2日目 泊地→野伏ヶ岳(途中撤退)→イグルー地→駐車場→帰京
【感想】64期 MK
2年前イグルー例会に参加し、忘れないうちにまたすぐイグルー作りたいと思っていましが、早2年になり今シーズンこそは!と考えているとSNさんが企画するなら車出すよと言ってくださったのでお言葉に甘えました。
今シーズンは長い寒波が続き、前日の夜もガッツリ積もる予報。気温もかなり低そうで寒さに耐えられるのか心配になりながら当日を迎えました。
当日は高速が事故渋滞で1時間以上遅れて到着。これでトレースなしでは明るいうちにイグルー地に辿り着けない、どこかでビバークかと思っていたら神社の前に車が2台停まっていた!ホッと胸をなで下ろした。
林道は雪で埋まっていたのですぐにスノーシューやスキーを装着し、歩き出すと前からソロの人が来られた。その人は山頂には行かずイグルー作ろうと思ったがパウダースノーで作るのはあきらめて下山してきたとのこと。

石徹白川の橋より
トレースのおかげで無事適地に到着。MOさんがプローブで測ると2m40cmもあり、イグルー、食堂、トイレなど分かれて製作にかかった。やはり雪はパウダーなので整地してから掘り出していくが、せっかく大きいブロックを取り出してYouTubeで見たように縦に割って積もうとすると折れてしまう。短いブロックを積んでいくことになり、くっつかないし難儀した。結局トップ〜入口付近にかけてツェルトを被せることになった。今回は底を深く掘り3人寝れるようにしたが実際ザックなども置くのでもう少し大きくした方がよかったかも。

MOさんがプローブで測ると2m40cmの積雪!

イグルーにブロックを載せる
夕食はSNさんとYKさんが作ってくれた立派な食堂で坦々ごま味噌鍋を作った。YKさんが持ってきてくれたろうそくを灯して雰囲気も出た。食べてるときはあったまるがやはり足元が冷えてくる。風も出てきたので吹き込んで寒く、晩ご飯は早めに終了。気温もかなり低かったはず。
イグルーは深いので風もないが最初は背中が下からの冷えで寒かったがその後は問題なく朝5時半までぐっすり眠れた。
翌朝、食堂は寒いので3人用のイグルーで朝ご飯にした。狭いのでコンロ2台は置けず、前日の鍋の残りとカレーうどん、お湯を沸かしたりしてたらあっという間に時間が経ち出発が遅れる。今のところ山で出会ってお話しした人の中に山頂に行かれた人がいないが、とりあえずトレースを辿りながら歩き始めます。
途中でトレースがなくなり斜面をラッセルでトラバースしながら通常の尾根ルートに復帰。ここでトレースがありホッとして登って行くと途中でトレースがなくなった。スノーシューではなかなか進まないのでスキーチームに先頭に行ってもらうが時間的に山頂は無理じゃないかということで撤退。先週に続き撤退で残念だが仕方ない。スノーシューとスキーチームに分かれて無線で連絡取りながらイグルーへ戻る。
イグルーや食堂などを壊して埋めてるのは深く掘ったので大変!またスキーとスノーシューに分かれて無線で連絡を取りながら下山しました。
イグルーの出来や登頂が出来なかったのは残念でしたが、こんな雪深い山中で雪遊びが出来たのは貴重な体験でした。前回のイグルー例会のリーダーで諸事情で例会に参加出来なかったMOさんと今回ご一緒出来てよかったです。京都を離れるとのことですが、今後も交流出来ればいいですね。
最後に形ばかりのリーダーで何も出来ませんでしたが、経験豊富なみなさんの力添えに感謝します。また次回イグルー例会を開催する際は協力お願いします^ ^
【感想】63期 MO
前回のイグルー体験例会に参加できなかったので、リーダーがリベンジの為今回例会提案して頂き、喜んで参加させて頂いた。
事前に米山式イグルーを勉強して行ったが、思ったように大きなブロックが取れず天井はツェルトとなってしまった。雪質が固まらない事が要因ではと思うが、どういう時にそうなるのか今後の課題となった。
イグルー作りに没頭してしまい汗をかいてるのを分からず、食事時には冷えて来て震えが止まらず、寝てる時も寒くてよく眠れなかった。後から分かった事だが、履いていたタイツがユニクロのコットン入り極暖タイプだったので、汗をかいた後の冷えが大きかったと思われる。就寝中3回トイレに行き、朝起きた時は、生きていたと感激した。
朝のカレーうどんで元気回復し登坂開始したが途中からのラッセルで疲労し、スキー滑走では踏ん張りに力不足で悪戦苦闘の帰りだった。そんな中皆さんは元気に行動されて関心した。

MOさん製作中のイグルー
【感想】22期 KK
雪は沢山あるのにイグルー作りでブロックを切り出そうとしてもなかなか形にならない乾いた砂場の様でした。踏み固めてもなかなか固まらず、掘っても掘ってもサラサラと崩れてくる。分担して寝る場所と食堂とトイレ作りに取り組みました。MKさんが最後まで辛抱強くブロックを積んでくれたお陰で女性3人の寝室は快適なものとなりました。但し、ツエルトの屋根付きでしたけど。食事はお肉と野菜たっぷりの温かいお鍋、隙間風の入る食事棟で美味しく頂きました。ローソクの明かりがロマンチックでした。
翌日、ピークに向かってのラッセルも大奮闘後、力及ばず引き返す事になりました。転んでストックが埋まると何処へ行ったか分からなくなる状態で、恐る恐る降って太腿もパンパン、何とか暗くなる前に下山しました。下山はスキー組が早いはず、との指摘でしたが、期待に添えず足を引っ張ってすみませんでした。下山途中でイグルーを壊して整地する際、ブロックが硬く固まっていることにびっくり。なかなかできない体験をさせて貰い、ありがとうございました。

イグルーの屋根代わりにツェルトをかける
【感想】26期 SN
新雪と楽しく戯れ遊んだ反省のイグルーづくりの冬山山行(バックカントリースキー)
今回の野伏ケ岳の山行は、イグルーを造った牧場跡までの林道には先行パティーのトレース跡が残っていましたが、牧場跡からはトレースはほとんど無し。牧場跡の斜度のないところでは、ひざ下ぐらいの深さの雪のラッセルとなりました。牧場跡までの出会ったパーティーは3組ほど。どのパーティーも野伏のピークまで登頂していないとのことなので、新雪のラッセルもやむなし、というところではありましたが、思ったより時間がかかってしまい、タイムオーバーとなり、残念ながら、野伏のピークを踏むことができず、東尾根出合の手前で敗退。引き返すことになりました。
下りは、木々の濃い斜面を滑り降りることになりましたが、軽い雪の新雪の滑りを楽しむことができました。
牧場跡にイグルーで泊まっていたので、新雪でもピークは踏めると思っていましたが、改めて、ルートファインディングしながらの新雪のラッセルには、体力がいるのと時間がかかることを思い知らされました。
さて、今回山行の目玉のイグルー造りはというと、イグルー2つと、食堂、トイレを造ることになり、分担して作業にかかりました。私はYKさんと食堂づくりを担当。
この食堂づくりのアイデアは、過去のイグルー造りで経験した反省のもとに造ることになったのですが、これがまた課題となった。
前回のイグルー造り山行のさい、イグルーの中で火を使うと天井や壁から水が落ち、落ちてくる水も、イグルーの壁の形状で同じところに集中して落ちてくるので、その下に座っている人が、びちょびちょになり困ったという反省から。
食堂は5人が雪の椅子に座ることができ、真ん中に雪のテーブルを設置するという壮大?な計画。イグルー造りと同様に、雪のブロックを切り出して壁にするという作業で造ろうとしましたが、上層の雪はブロックにならず、崩れてしまいなかなか作業が進まない。より下部の雪からはブロックが切り出せたが、作業スペースが大きいので壁がなかなか積みあがらない。時間も時間なので、ターフで天井を覆い完成とした。雪壁が積みあがらなかったので、ターフと雪壁には大きな隙間が空いていた。
この隙間が今回の課題の原因になった。寒いのである。炊事で火を使っても、テントや密閉されたイグルーと違って暖かくならない。ぶるぶる震えながらも、豪華なお鍋は美味しくいただきましたが、持ち上がった、ワインやウイスキーは、震えながら少々たしなんで、そそくさとイグルーに戻って寝袋に入ることになりました。
朝食は大きい方のイグルーで、寒さに震えることなく採ることができました。
イグルー造りは、秘密基地づくりをしているようで、大変でしたが、楽しく雪と戯れることができました。また、バックカントリースキーは、滑りというというところでは十分楽しめませんでしたが、新雪のラッセルと軽い新雪の中の滑りが経験でき、楽しく雪と楽しむことができました。
リーダーのMKさん、同行の皆さんありがとうございました。

SNさんとYKさんが作った食堂

晩ご飯は鍋とワイン
【感想】60期 YK
MOさんと言えばイグルー、ということで思い出づくりのイグルー例会。やったことないけど楽しそう、と知識ゼロの状態で参加しました。雪の深さを測ったうえで、Oさんが「ここに建てよう!」と宣言した開けた場所に、O村の建設が始まりました。経験ないのにイグルー制作に手を出し、小さく建てなければならないのに大きく広げてしまい、邪魔していることに気づいて途中から食堂建設に関わりました。そして屋根がタープのイグルー男女各1棟、食堂棟、トイレ棟のO村が完成。食堂は風が防げておらず寒すぎて宴会どころではなく、ちょっと失敗。明日の朝食はイグルーで食べよう、となり、大きめにつくったことは奏功しました。イグルーではぐっすり眠れました。
次の日は山頂目指しましたが途中からトレースが消えていてラッセルとなり、稜線2/3ほど登ったところで撤退。O村に戻り、皆で更地に戻しました。なんと贅沢な遊びでしょうか。一度作ってみると「そういうことか」とやっとイグルーや雪の扱い方について理解できましたし、新しく買ったモンベルスノーシューの履き慣らしもできてよかったです。私は下山後、次の日の昼には快復したものの体調悪くしましたが、あんなに極寒だったのに体調不良にならなかった皆様は本当に鉄人だと思いました。いろいろありましたが、なかなかできない経験ができ大満足でした。ありがとうございました。

山頂を目指すが…