その魅力などについてお話ください
私はこの比良山岳会に2023年に入会いたしました。それまでも登山をしておりましたが、自身の凝り性もあり、色々な好きなことをされているかたからの刺激をうけたかったのかもしれません。
山岳会に入るまでもテント泊をしましたが、大きい山のテント場で張る形でした。会に入ってからは自分たちの泊まりたいところで泊まるという形になり自由度があがりとても楽しい時間となりました。
私は山の中でテント泊が一番好きです。
なぜ好きなのか、それを皆さんにお伝えすることができたらと思います。
皆さんは何故山を登りますか?どのような時に達成感を感じますか?
大多数の方は山から眺める景色を見た時に、「私は、俺はここまで来たんだ」と思われると思います。私もそうです。
山の景色を眺め、空気を味わい、写真に撮るのがとても好きです。初めて山に登った時の景色は今でも忘れられません。
テント泊とは、その景色を違う色でより美しく、またより自然な形で見ることが出来ます。朝、日が昇り始める時間からの景色、夜遅くの山の姿、テント泊をしないと知ることはできません。そのような特別な一面が見られるテント泊を私はとても好きです。
また私の好みしか反映されていない共同食を、文句も言わず食べてくださる先輩がたに、いつも感謝しております。
これまでどんな(テント泊)山行をしてきましたか
雪深い厳冬の江若国境奥深く、誰もいないヤブ山の山頂付近、秘境感あふれる美しい沢の源頭などでテントを張ったことが特に印象に残っています。
これからどんな(テント泊)山行をしたいですか
大きい山にはテント場があり、とても過ごしやすい環境が用意されています。
しかし私は、より自然に近いテント場ではない場所でテント泊をしたいと思っています。
周りに仲間たちしかおらず、暗い世界に自然の音、そして空に広がる星たちを眺め、自分も自然の一部になったかのような体験をしたいです。
きっと人間という生き物はそのような場所が本来の住処であり、居るべきなのではないかとおもうところ。
変な言い方をすれば、私は山の中に住み着く場所を探していて、そこでテント泊がしたいです。