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京都比良山岳会 ハイキングから縦走・岩・沢・山スキー・トレイルランニングなど

京都比良山岳会

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<個人山行>ヨーロッパアルプス山スキー

2024年4月7日(日)~8日(月)

【メンバー】MT 計1名

【行程】4月2日名古屋国際空港-シンガポール空港
4月3日ミュンヘン空港-ジュネーブ空港-ホテル泊
4月4日ジュネーブ空港-(バス)-シャモニー(泊)
4月5日各スキー場下見(シャモニー泊)
4月6日エキーユ・デュ・ミディ(展望台)→バレーブランシェ氷河山スキー(シャモニー泊)
4月7日オートルートツア1日目-(シャモニー泊)
4月8日シャモニー-ジュネーブ空港-ドゴール空港
4月9日仁川空港-名古屋国際空港

【記録】66期 MT 
6日
ロッジで出会った日本人からバレーブランシェ氷河のスキー情報を得ることが出来たので、朝チケットを買ってゴンドラに乗る。2本乗り継いでエギィ・ユ-デュ・ミディの下から外部に出る。
下を見ると尾根の両側に太いロープが張られていた。アイゼンでゆっくり下降し平になった地点でスキーを履く。
最初は少し急だがゆっくり滑る。初めてのヨーロッパアルプス。天気も良かった。前後にスキーヤーが多く不安はない。
だだっ広い氷河の上を滑る。
氷河を登っているパーティーもいる。
前のスキーヤーを見失わないように、又景色を楽しみながら滑る。左にトレースしていたグループに付いて行ったが少しおかしいのに気づき、右へ降りる。
下に盛り上がった氷河(セラック)が見える。近づくと人よりはるかに高い。
その横の急斜面を滑る。
その後、緩斜面が続く。やがて、下方に建物が見えた。少し手前まで雪は繋がっていた。
そこから階段を上り、ロープウェイ―を乗って、列車でシャモニーに帰った。
7日(オートルートツアー1日目)
グラモンテスキー場のチケット売り場でガイドと待合わせ。参加者は6名。ゴンドラを2本乗って3,200mに降りてシールを貼る。峠まで標高差100mの登り。
この時点で1人の参加者がリタイア。
コルからダルジャンティエール氷河へ滑り込む。他の参加者の滑りは僕よりはるかに早くうまい。転倒しないようにゆっくり後を付いて行くがキツイ。
氷河についてシールを貼って登る。時々、凍った斜面があったが特に問題はない。が、他の参加者のペースが速く付いて行けない。
やがて、山小屋が見えた。
山小屋で乾杯。が、その2時間後の3時頃、ガイドから呼ばれて「今から、2人で下山する」と告げられた。他の参加者より体力、滑り共劣っていたが、ガイドから「ノーブロブレム」と何度も声を掛けられていたので、まさかここで下山するとは信じられなかった。しかし、ガイドに従うしかない。スキーをつけて山小屋を出る。
ガイドについて滑るがガイドは容赦なく滑る。スキー場のゴンドラ終了時間に間に合わない可能性があるとのこと。途中、僕のザックもガイドが背負ってくれた。それでも、ガイドのスピードには付いて行けない。何とか、ゴンドラ終了時間に間に合って下山出来た。ガイドはゴンドラに乗って再び山小屋戻った。「すごい」体力だ。

【感想】66期 MT 
初めてのヨーロッパアルプスのスキー。フランス人ガイドとフランス人?の参加者の中で日本人は僕だけ。言葉が通じなったのが最大の原因で1日目の小屋に着いてからよもやの下山指示。
目標は同じなので言葉の問題は少ないと思っていたが、トラブル時に言葉が通じないのは問題がある。特に、ガイドがそう感じたのだろうか?まさかの1日目での下山になってしまった。
しかし、アルプスの雰囲気は充分味わうことが出来、結果は出せなかったけど後悔は全く無かった。