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京都比良山岳会 ハイキングから縦走・岩・沢・山スキー・トレイルランニングなど

京都比良山岳会

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〈例会〉立山

2024年11月23日(土)~24日(日)

【メンバー】CL HT、NF、HI、MK 会員4名

【行程】11月23日(土)13:26室堂~14:50雷鳥沢キャンプ場(テント設営)
11月24日(日)5:45雷鳥沢キャンプ場~6:49室堂(荷物デポ)~8:30一の越山荘~
10:00雄山~11:00大汝山の手前~11:30雄山~12:17一の越山荘~13:11室堂

 

【感想】53期 HT
雪山慣らしとして企画しましたが、直前まで雪があまりなく、例年の室堂前のキャンプも禁止となり、どうなるかと直前までやきもきしました。ところが予報では前日より寒気が入り、気温は-10以下、風速10m以上と大荒れになるかもとの事で、それはそれでやきもきしました。
悪天候を予測し、当日朝出発に変更しましたが、到着すると以外にも穏やかな天気だったのですが、雷鳥沢キャンプ場でテント設営後はテント内があまりに快適で、その後外に出ることなく久々の共同食鍋を楽しくいただきました。
明け方は曇りでしたが日の出後はどんどん晴れ始め、一の越に向かう頃は快晴となり出遅れに焦りながらの雄山登頂となりました。
山頂は例年より雪が少なく、雄山神社の鳥居も問題なくくぐれるほどの積雪で、本殿裏から大汝山への下降が岩雪ミックスでちょっといやらしい状態でした。
下山とバスの時間を考慮して11:00をリミットにしたため大汝山直下で時間切れになりましたが、ちょっとした岩稜の登下降が体験でき、いい雪山始めになりました。
ご一緒いただいたNFさん、HIさん、MKさん、どうもありがとうございました。

【感想】54期 NF
昨年5月に膝の手術をしたため昨冬は全く山に行けず、2年ぶりの冬山でした。
天気予報を覆して、雲一つない晴天!晴れ女を自認する私ですが(笑)、絶好の冬山はじめになった。
前日は、4人でテント泊で鍋パ!
コロナで大勢でテント泊をすることも、鍋を囲むこともなくなっていたため、とても久しぶりのこの感じ。
MKさんとHIさんが共同で作って下さった、野菜もお肉もたっぷりの胡麻豆乳鍋はとてもとてもおいしかった。心も体もほかほかになって、やっぱり冬山テントはいいなあとしみじみ。
翌朝、午前5時に出発するつもりが、のんびり雑炊を作っていたら、なんと午前5時45分に。三山の縦走はあっさりとあきらめ(笑)、雄山から大汝山まで行ってピストンで引き返す計画に変更した。雲一つない晴天、風もなく、最高のコンディション。北アルプスから富士山まで見える絶景の中、足の回復を実感しながら楽しく登ることができた。雄山から大汝山までは踏み跡がなく、アイゼンピッケルを効かした本格的な登り。時間切れで山頂の手前で引き返したが、山岳会らしい緊張感のある冬山登山が少し体験できた。
8月ごろから登山に復帰して、室堂は3回目。クライミングに、夏山縦走に、冬山始めに、いろんな表情を持って迎えてくれた。何より、ご一緒してくれる仲間に恵まれたことに感謝。いろんな心遣いをしてくださったリーダーのHTさん。おいしいご飯を用意してくださったMKさんとHIさん。本当にありがとうございました。また、いっぱいご一緒してください!

【感想】62期 HI
はじめての雪の立山ピッケルも、多分初めてピッケルらしく使った、楽しい雪山登山でした。
【初○○】もあり、よい経験になりました。
①初 雪の立山
②初 荷物約24kg・・・とりあえず重いのは雷鳥沢までだからと調子に乗ってしまった・・・重すぎました。
③初 雪の少しアドベンチャーなルート歩き
④初 ピッケルピッケルらしく使ったw
⑤初 凍傷になりかけた・・・いや、少しなったと思う
また、前シーズンはケガで雪山に行けず、ケガで大変だった日々と、2年ぶりの雪山ということで、雪山登山の装備やその他色々すっかり忘れていることがありました。
まずは、ストックにつけるスノーバスケット。これがないと、新雪の所なんて、まったくストックが役に立たない。踏み固められた雪なら、なんとか役に立ったりもするけど、ふいにズボっと地面まで到達したりして、ストックしない方が歩きやすいのではないか…と思ったり。なので、下山ではストック使うのやめました(笑) だいぶ前(比良山に入る前)、装備一覧にスノーバスケットの記載があったとき、わざわざスノーバスケットって書かなくても、雪山でスノーバスケット忘れる人なんていないよ、と思っていましたが・・・私の事でした。。。
そして、氷点下では、水が凍る。当たり前のことだけど、これもすっかり頭から抜けていて、歩いている途中に水分補給しようと立ち止まってザックの脇のポケットからボトルをとって蓋を開けたら・・・凍ってて飲めない・・・。 もー、どうすんの・・・と思うも、どうしようもないし、他のメンバーは先に進んでいて私は後れをとっているので、水分補給は諦め、みんなから遅れをとりながらも頑張って歩きました。
スノーシューも久しぶりなので、荷物は軽いのに、足が重くてなかなか足が進みませんでした。ストックも使い物にならなかったし・・・。いつ「先に下山します」と言おうかと考えながら歩いていました(汗)結局、リタイアせずに遅ればせながらも、ついていかせてもらいました。
その他、お天気の関係や積雪状況の都合で予定が変わったり、朝ご飯が凍っていたり、なんだかんだありましたが、色々よい経験になりました。
夜ご飯のお鍋も、MKさんが色々準備してくれておいしかったです。肉類は豚肉と鶏肉。事前に、お肉は1人200gもあると多いからそれより少ないくらいかな?と話していましたが、実際は1人200g以上あってたくさんあるなぁ、と思っていたら、MKさんの中ではお肉=豚肉で、鶏肉は肉に入っていなかったみたい。私は、鶏肉も豚肉も「肉」のくくり。認識の違い、おもしろいですね。おかげで、夜も朝もお肉の取り合いになることなく、たくさん食べれて満足でした~♪
リーダーのHTさんをはじめ、ご一緒してくれたみなさま、ありがとうございました。

【感想】64期 MK
やっと雪が積もり待ちに待った冬山シーズン到来です!
この日から室堂駅付近でキャンプが出来るということで食材をたくさん用意していましたが、雪が少なく植生に影響があるとのことで直前に室堂は禁止となり雷鳥沢野営場まで行かないといけなくなりました。アイゼン、スノーシューに加えて、 水、共同装備が肉は1kg越え、野菜大量、雑炊用の冷やご飯、鍋は液体スープ、テントは6人用と重い物ばかり。みんなで分担して、ガスガスの雷鳥沢へ移動しテントを張りました。
風防も作ってテントを張ったらもう外に出るのも億劫になり、豆乳鍋宴会に突入。持って来たもの全部重ね着したので、テントの中は寒くなく、6人用テントを4人で快適でした。
翌朝は3時起床5時出発を目指しましたが、凍った鍋がなかなか温まらず50分遅れの出発になってしまいました。
室堂駅へ行き、ロッカーに要らない荷物を全てデポし、7:20にようやく雄山へ向けて出発です!
一ノ越に着くと雲海が凄い迫力で迫っていて雲の上にいることを実感。ストックをデポし、雄山山頂へ。気温が低いせいか朝から着込んだままで登ってそんなに暑くならなかった。
山頂で素晴らしい景色を堪能したら雄山神社の祠の横からクライムダウンして大汝方面へ。トレースがあるときしか周回したことなかったので、今回新雪のトレースのない冬道は岩を巻いたりとスリリングでした。これぞ山岳会的冬山!とテンション上がります。慎重に歩いたということもあり先週の大天井までの冬道に続き大汝までの短い区間が遠い遠い。時間切れ撤退になりましたが大満足でした。
室堂駅で荷物を回収してアルペンルートを乗り継いで立山駅に戻ってきました。
今シーズン初の雪山で、短い時間でしたが岩場のアイゼン歩行や装備の確認や改善点がわかり、有意義な山行でした。
前の週に続いてリーダー・長時間運転していただいたHTさん、参加された皆さまありがとうございました!